斎藤日登美のコーチング魂 2012年11月・12月 合併号
師走。坊主が東西を馳せることが語源だとか、語源は諸説あるらしいが、よくわからないそうである。
病的に忙しいな~と思っていたらあっという間に師走で、今回は11月と12月号の合併号となってしまった。「なってしまった」となると、コーチともあろう人間がまるで無計画にそのようなことになってしまったような感じではなはだ聞こえが悪いのだが、ここは黙っておく。昔から都合の悪いときは黙るタイプである。
さて気を取り直そう。
11月は台湾の友人を訪ねた。アメリカ時代の友人である。
アメリカに渡ったのはもう20年も前の話だ。大学でたった1学期だけ同じクラスだった台湾人の女の子。彼女は1学期をアメリカの大学で過ごし、すぐにドイツの大学へトランスファー(編入)してしまった。しかし私たちはそんな短い間にすっかり意気投合してしまい、その後、私は何度もドイツの彼女の元へ旅した。彼女が日本へ来たこともある。まだeメールもなかった時代、よくも続いたものだと思うが、私たちはフェイスブックなんかなくたってずっと20年間関係は続いて、今回数年ぶりに私は台湾の彼女を訪ねた。